今週のまとめ:第22週(2017/5/29〜6/4)

2017/5/29(月)

情報との接触は、フラットに、そして、ふらっとライトな付き合いが大切で、その効果をこの2週間、実感できていたのです。ところが、Scrapboxの入力〜更新作業が手間になってうまく進んでいません。情報管理(収集〜活用)のコストはできるだけ抑えたいし。どうしたらよいものか試行錯誤は続いています。

2017/5/30(火)

千葉さんのツイートで知って、書店で手に取った『文藝春秋スペシャル』最新号。対談の冒頭、「私、『考える』ことをほとんどしたことがないんですよ。『悩んだ』こともほとんどない」と言い放った山口さんが、対談後半では、大学院進学のきっかけが自身のこだわり(=家族)にあったと打ち明ける流れはかなり刺激的でした。質の高い対談を堪能。化学反応が起こる場面を共有できる。これだから対談って好きです。

2017/5/31(水)

「デイリータスク(リピートタスクも)は、毎日Evernoteに手打ちしている」と語る倉下さんに、新鮮な驚きを隠せない佐々木さん。対談を通じた相互理解は回を重ねるほど深まっていきますね。今回も「のきばタイム」を楽しませてもらいました。

2017/6/1(木)

記録すべき項目を絞ることができたのも、ログを取り続けてきたからこそ。データの相関性が見えてくると、ログ取りも、レビューも拍車がかかってきますね。これぞ定点観察の醍醐味!

2017/6/2(金)

いわゆる「引き寄せの法則」です。

2017/6/3(土)

久しぶりに録画して見た『ドキュメント72時間〜「白い秘密の婚活ルーム」』。刺激的な25分でした。「個室型婚活パーティ」は10年前から人気なのだとか。参加者(男女)のファーストコンタクトの心理的な負荷を下げ、マッチングの確率を上げるあの手この手。合理的な(容赦ない)サービスシステムに感心しきりでした。

調べてみると、運営会社の株式会社IBJは、東京証券取引所市場第一部に上場で、「東証一部上場企業が運営するので安心」も売り文句にしているようです。

番組中、女性が「タブレットに表示されたスペックで相手を品定めする出会い方に疲れた。直感で決めたい」といった、『ファスト&スロー』を彷彿とさせる主旨のコメントをしていましたが、そんなニーズを受けてか、今年3月下旬に、なんと!「暗闇コン」を開催したそうです。暗闇コンとは、暗い部屋で開く婚活イベントで、声や匂い、手の感触などあらゆる感覚を研ぎ澄まし、自分に合う相手を探すスタイルのこと。理想の伴侶は「心眼」で選ぶ時代に?「暗闇コン」で『ドキュメント72時間』の続編を希望します。

2017/6/4(日)

創業112年の老舗企業のなせる技なのでしょう。懐の余裕を感じさせる“オシャレな”アンテナショップでした。売り場に置かれているのは、ロングライフデザインの文具(ダブルクリップ、測量野帳など)がメイン。コンセプトはわかるけど、とにかく見た目が地味。文具の、ツールとしての魅力や哲学、こだわりなどが書かれた興味を惹くPOPくらい添えられていてもいいような・・・

持参した『万年筆 インク 紙』に、コクヨのキャンパスノートとルーズリーフの書き心地の違いを仔細に述べている箇所があります。これに刺激を受けたのでしょう。「そうよ、心ゆくまで商品を試してみたいのに〜」と声をあげそうになりました。

過去にも一度、直営店を出したことがあるというコクヨ。一年後、どうなっているのか、優しい定点観察、始めます。

今週ふれたコンテンツ

〔BOOK〕文藝春秋スペシャル「最新科学が明かす脳と心の正体」

文藝春秋SPECIAL 2017年夏号

いま新しい人間観が生まれつつある。それは「意識は幻覚で、わたしとは無意識のことだ」という驚くべきものだ。これが正しいとすれば、幸福になるために意識的に努力することはなんの意味もない。その一方で、無意識を操作すれば誰でもかんたんに幸福になれる。にわかに受け入れがたいだろうが、これが「人間観のコペルニクス的転回」後の進化論的幸福論だ。

千葉さんの『勉強の哲学』対談企画がきっかけで手にした雑誌でしたが、とくに橘令さん監修の巻頭特集「最新科学が明かす脳と心の正体」は読み応えのある内容で、付箋を貼りまくりました。

我がScrapboxには、一年前に作った「行動(身体)が先で、意識は後」というメモがあります。これとリンクするテーマに出会えて、ちょっとワクワク。巻頭特集で得た気づきは、仕事も含めたさまざまな場面で検証できそうな予感がします(例えば、「なぜ、寝落ちは治らないのか?」「理念牽引型の企業経営はなぜうまくいかないのか?」など)。